追逐遠方青藍的水色印象

　　睡前，把放在記憶多時的影像提出。那是，新海誠的作品──〈秒速5センチメートル〉(秒速5cm)。

　　本作分為三話──〈桜花抄〉(櫻花抄)、〈コスモナウト〉(太空人)與〈秒速5センチメートル〉(秒速5cm)。而我，從記載著男主角遠藤貴樹於種子島的高中時期那一部份，也就是〈太空人〉那話開始觀覽。然後，接著是令人心酸的十分鐘畫面所構築的〈秒速5cm〉。沉默──這是播放此片時的我，僅能做到的一件事情。而整部閱畢，殘留下的心情則是──沉重。雖然不捨，但回過頭來想想，似乎我們與自己最初的「那個人」，好像也是如此，不是嗎。

「距離，隨著時間的拉長，好像漸漸地加寬了吧。」

　　唉。暫時，帶著這樣的心情，入夢吧。明日，一如往常的日子還是要過，是吧。

【內容簡介】

　　「秒速５センチメートル」は、一人の少年を軸にして描かれる独立した三本の連作短編アニメーションです。時代は1990年代後半から現代までの日本、場所は少年の人生に沿って東京や地方のいくつかを変遷します。

「桜花抄」

　　東京。互いを特別な存在と思いながら、小学校卒業と同時に離ればなれになってしまった貴樹と明里。次の冬、ついに明里と再会するため電車に飛び乗った貴樹だったが、折からの雪が激しくなり……。

「コスモナウト」

　　種子島の女子高校生・花苗は、中学校時代にこの地へ越してきた同級生の貴樹に片思いしていた。だが彼が東京の大学に進学すると知って……。

「秒速５センチメートル」

　　東京。大人になった貴樹は、何かに突き動かされるように上を目指して働いていた。そんな日々を過ごしながら、彼は忘れかけていたかつての自分をふと思い出す。

　　この作品には、他の多くのアニメーション作品に見られるようなSFやファンタジーなどの架空の要素は登場しません。そのかわり徹底したロケーションを行い、今この現実をアニメーション表現の中にすくい取ろうと試みています。我々の日常には波瀾に満ちたドラマも劇的な変節も突然の天啓もほとんどありませんが、それでも結局のところ、世界は生き続けるに足る滋味や美しさをそこここに湛えています。現実のそういう側面をフィルムの中に切り取り、観終わった後に見慣れた風景がいつもより輝いて見えてくるような、そんな日常によりそった作品を目指しています。